見る。知る。試す。
真実を見極める。

インターネットやテレビから果てしなく情報が流れてきます。
その情報が後になって嘘だった、間違っていたということも少なくありません。
では、化粧品や健康食品を選ぶとき何を信じて選べばいいのでしょうか。
CMをしているからいいものなのでしょうか?芸能人が言うからいいのでしょうか?
私は、その商品を見て書かれている文字を読んで試してみることで
自分自身の感性が養われ、ものの真実を見極めることができるのだと思います。

他人任せにしてはいけない「ものの選び方」

相変わらず「自然派」云々の商品が多いですね。確かに聞こえはいいが、いま消費者はその言葉をもう信用していません。なぜなら、例えば撮影技術などでモデルの肌をキメ細かく撮ることも口角を上げて笑顔にするなども修正が簡単にでき、見ている写真が本当に真実なのかどうかわからないからです。中には「肌画像は修正していません」と但し書きをしているCMもあるくらいですから推して知るべしじゃないでしょうか。それもこれもその場が良ければいい、売れればいいという付け焼き刃的な考えでやってきたために結果的に業界の信用を失うことになっていったわけです。

また、「あの◎◎◎(大手製薬会社)の健康食品・・・」と、わざわざ社名を前面に出したCMを見たのですが、医薬品製造が本業の製薬会社なのにどうして健康食品を出すのか、首を傾げました。まさか健康食品がブームになって薬よりこっちの方が売れる、儲かるから出したんじゃないでしょうね。売れるとなればなんでもかんでもやってしまう?・・・そういうなりふり構わない企業の姿勢も消費者に不信感を抱かせている原因の一つかもしれませんね。

では、私たちは何を信用したらいいのか・・・簡単です。自分で体験したことを信用すればいいんです。例えば、本物かどうかわからなければ本物を知ればいい。桜を見ずしてどれが桜かわかりません。化粧品は使った上で、食べ物は食べた上で、いろいろ比較してみたらわかることです。そうして感性を研ぎ澄ましていくことで、ものを見る目が養われるんじゃないでしょうか。化粧品であればご自身の目と肌と五感で商品を選べばいいだけのことです。それを他人の言葉に依存していたから何が良くて何が悪いのかわからないわけでしょう?

ものの選び方は様々かもしれませんが、なぜ自然派というのか、なぜ薬屋さんが健康食品を売るのか、その辺をもうちょっと自分なりに勉強することで物事の本質が見えてくることもありますからね。何でも他人任せにしてものを選んでいると、後になってある日突然「あれは間違っていた」ということにならないとも限りません。いまの時代“絶対”はありませんからね。やがて国が言っているからいいんだということになったら「いつか来た道」になってしまうかもしれませんよ。

肌に合っているかどうか、その見極め方とは?

商品を選ぶとき、高いからいいという判断は絶対にするなというのが私の考えです。値段の高いものが絶対にいいというなら企業は全部値段を高くしますよ。でも安くてもいいものはあるし、安くていいものを見抜く目というものが大事なことであり、安くていいものをつくるというのがアスカの存在価値だと思っています。アスカにも価格の高いもの安いものがありますが、本来なら目をつむって誰かに手渡してもらって肌に塗り、「これだ」と思ったものをお使いになるのが一番です。お肌は価格やデザインや商品名で選びませんからね。テレビCMで芸能人や読者モデルがいいと言うから使うという他人任せじゃなくて自分で確認することが大事だということです。

最近の人は、ある意味自分の肌を知らないようですので一番わかりやすい商品の見極め方をお教えします。まず、お風呂から上がって顔を拭き、商品をパッと塗ってパッと叩いたそのときの肌が掌に吸いつくような状態なら、お使いの商品が合っていると思ってください。ただ合成か天然かくらいは自分で文字を確かめて、それは選んでください。

「シリコン」を使わなくなったのは、なぜ?

化粧品は、美しくなるため、健康食品は健康になるためにあります。しかし、過去にはその反対の結果を招いた例が数多くあります。ただ、作る段階でとんでもない肌になればいいなどと思っている人はいません。一方で科学者は、一つの成分には良い部分がある半面、悪い部分があることを知っています。とくに石油化学物質はそういう性質があり、それを知っているから使うのを止めるわけです。発ガン性物質になったりしますしね。でも、止めた理由については何の説明もありませんよね。例えば「シリコン」、最近ヘアケアはノンシリコンが主流ですが、以前はどこでも使われていましたよ。でもシリコンを使わなくなったのは髪に悪かったからですよね? もしそうなら、ヘアケアといいながら返って髪をボロボロにするようなものづくりをしていたわけですよね。そんなつもりはなかった? でも、人体実験すればわかると思っていたのでしょう? まぁ、結果的には人体実験をしたからシリコンが良くないとわかり使うのを止めたわけでしょうからね。そういう説明がなぜないのか。なぜ、いいか悪いか結果がわからないまま使ったのか・・・原料代が安くその分儲けが大きいからでしょうか?

私は、いいとわかっている天然などの成分で作ることがものづくりの基本だと思います。自分の子どもに、これ毒かもわからんけどもひょっとして飲めば治るかもしれない!?・・・そういうものづくりは「止めろ!」と言いたい、後になって悪かったじゃ話になりませんからね。

いつも正しくあること。真実は破綻しない

最近、仮想通貨などネット云々の不祥事を耳にする度、実業の重要さを痛感しているところです。「嘘から出たまこと」などという都合のいいことわざもありますが、所詮、嘘は嘘。虚業は虚業。嘘はいつかどこかで破綻しますが、真実に破綻はありません。常に正しくあればいつか歴史がそれを証明してくれるでしょうし、誰がなんと言っても真実は一つですから。ゆえに、ものの選び方や自分自身の生き方においても正しくありたいと思っています。とくに日本の政治や世界の情勢を見ているとそれを痛感しますね。

最後に我が社の話で恐縮ですが、我が社の従業員は勉強しない人間が多い。人は物事を知らないと恥ずかしいと思うからこそ自分で調べたり勉強したりするのですが、そういう努力が足らないから平気で同じ失敗を繰り返す。あってはならないこと、「なめるな!」と言いたい。何よりお客さまにご迷惑をおかけすることのないように気を引き締めていきたいと思います。

女性の皆さん、もっと自信を持ってください。
最近、自信を持っていない女性が多いような気がしています。
いつの時代も流行を作れるのは女性です。
女性が自信を持ってものを選び、
賢い目でものを見ていくことで本当にいい流行が生まれ、
必ずいい世の中になっていくだろうと思います。